けい’s diary

以前米国に駐在し、現在中国在住の金融系サラリーマンの雑記帳です。

【新型肺炎】コロナウイルス アルコールの使用時は火災事故に注意?

新型肺炎には、アルコール消毒が有効とされて以降、街中からアルコール性消毒液が消えています。このアルコール性消毒液ですが、手荒れしやすい(ハンドクリームも関連銘柄でしょうか)ほか、火災リスクがあることにも注意が必要です。

中国では、アルコールの取扱の不備に起因した火災事故が多発しているようです。そこでアルコール性消毒液を使って、室内の消毒を行う際に気を付けるべきポイントを整理しました。

 

その1:スプレー噴射より、拭き取り!

消毒方法には、スプレー噴射や布での拭き取りなど、様々な方法がありますが、スプレー噴射式は、拭き取り式と比較して、空気中に一定の濃度のアルコールガスを形成しやすく、火災、爆発事故に繋がる恐れがあります。

アルコールの引火点(NOT発火温度)は、濃度100%の場合は13度、75%の場合は22度と非常に低いです。

したがって拭き取り式での消毒が安全と言えます。風通しのよい環境を確保することも重要です。

 

その2:火気厳禁!

当たりまえですが、アルコール消毒中は火気厳禁です。消毒中の喫煙は控えましょう。

 

その3:身体への吹きつけは止めましょう!

商品にもよる部分もあるかも知れませんが、身体への吹きつけは止めましょう。静電気をきっかけに発火し、火災に至る恐れがあります。

 

少し余談になりますが静電気はメジャーな出火原因の一つです。私たちは日常的に静電気に遭遇しているため、静電気=大きなリスク、とは中々思い至らないのですが。。。

何か摩擦が発生するところでは静電気は発生しやすく、例えば、ガソリン等の易燃物が配管を通過する際にも、ガソリンと配管の摩擦により静電気が発生し、ガソリンに引火、火災事故に繋がることもあります(アース線を使って、地面に静電気を逃がすなどして対応します)。

 

その4:混ぜるな、危険!

例えば、84消毒液(主成分NaCIO、塩素含有の消毒剤)とアルコールを混ぜたら化学反応が発生し、消毒能力は弱まります。また、84消毒液は、一般的なトイレ用洗剤と混ぜると人体に悪い塩素ガスを発生させるため、混ぜてはいけません。使用前には、注意書きをよく読み、洗剤、消毒液を混ぜないようにしましょう。

 

アルコールを使って自宅内の消毒する際には、これら注意しましょう、というお話でした。

 

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