けい’s diary

以前米国に駐在し、現在中国在住の金融系サラリーマンの雑記帳です。

【新型肺炎】学校の休校 中国居住者が想うこと

ついに来ましたね。 日本にこのような大胆な判断は出来ないと思っていましたので驚きました。

 

この1か月、中国のある種強権的な対応を見てきたこともあり、日本の対応は非常に甘いものだと思っていました。 この発表を受けて、今多くの人が「やり過ぎ」だと言っていますが、個人的にはそうは思いません。

 

中国では学校の休校要請、在宅勤務の要請、と続き、最終的には外出制限政策が打たれました。 中国でも当初は「やり過ぎだ!」という反応も多かったです。しかし、武漢の様子が報道される中で、経済的な痛みが生じてでも、これらの政策を徹底しないと事態が収束しないという考えがマジョリティになってきたように思います。そしてそこまでやって1か月が経過して、やっと湖北省以外で収束が見えてきた状況です。

 

日本政府も今回のようなインパクトのある施策を打つのであれば、それにより生じる不具合への解決策についても同時に示して欲しいものです。 ただ、これまで政府に強いリーダーシップを求めていた人が、今回の決定を受けて、乱暴だ!と主張しているのを見聞きするとアレ?と思ってしまいます。特に進め方ばかりにフォーカスして、政府を批判している評論家、コメンテーターには違和感を感じます。 手続き論、プロセス論をそれらしく語られると納得しそうになってしまいますが、有事対応では何より結果が優先されるべきはずです。

 

何はともあれ一歩進んだ気がします。一日も早い収束を祈るばかりです。 ではでは。