けい’s diary

以前米国に駐在し、現在中国在住の金融系サラリーマンの雑記帳です。

新型肺炎と中国のキャッシュレス事情


こんな記事がありました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200216-00000005-jij_afp-int

 

ウイルスの拡散防止のため、貨幣の洗浄、隔離を行うようです。確かにお金は、誰が触ったかもわからないですし、中には感染者から飛沫が飛んでいるかも知れませんし、ウイルス拡散の媒介になり兼ねません。

 

これは日本も同じです。むしろ中国と比較して、キャッシュレスが進んでいない日本でこそ懸念されるリスクかも知れません。

 

筆者は現在上海在住ですが、日常生活で現金を使うことは滅多にありません。恐らくこの半年間、現金には触れていません。これは、中国国内の旅行、出張で地方都市に行っても同様で、現金を使うことは滅多にありません。

 

現金を使うシーンとして思い浮かぶのは、海外旅行、出張の際に、旅行先の通貨に両替するときくらいです。

 

他にも中国では、ゴルフの際にキャディに50元、100元程度払う習慣がありますが、それもその場でキャディさんと連絡先を交換してWeChat上で行います。

 

お年寄りには使い難いのでは?、難しいのでは?という声も良く耳にします。私自身もそう思っていましたが、実態としては老若男女を問わず使用しています。機械操作の不便さ、煩わしさを、利便性が上回った、ということだと思います。

 

むしろ、電子決済が中国社会に標準実装されており、アリペイ やWeChatが使えないと不便なシーンも多いです。

 

アリペイやWeChatは基本的には中国国内の銀行口座との紐付けが前提となっているため、銀行口座を持たない旅行者や短期出張者は使用出来ず(中国国外のクレカとの紐付けも一部可能)、利便性の恩恵にあずかれないばかりか、不便さを味わうことになります。

 

つまり、中国では現金を使うシーンは急激に減っています。それでも感染を拡大させる一つの媒体として、現金の洗浄を行う徹底ぶりは中国らしいと感じます。

 

日本ではどうすれば良いのでしょうか。昔から「お金を触ったら、手を洗いなさい。」と良く言われていますよね?まずは手洗いでしっかり自衛をしましょう、ということですね。

 

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