【新型肺炎】巣ごもり消費?中国では健康機器が売れている?
本日の日経新聞、日経プラスにて、新型肺炎の関連キーワードとして、巣ごもり消費が取り上げられていました。
日本でも中国のような外出制限政策が施行される(できる)とは考えにくいですが、外出を自粛するムードは高まりつつあります。
湖北省以外での新規感染者数は落ち着きつつありますが、それは政府が強力に主導した、武漢の封鎖策、湖北省の封鎖外出制限、人の移動制限策、人が集まるイベント、場所の閉鎖があってはじめてなし得たことです。
当初私もやりすぎでは?と思いましたが、やりすぎくらいでも、効果が出てくるまでにこれくらい時間が掛かっています。
もちろん経済への悪影響は大きな問題ですが、中国の徹底ぶりと、それでもなお苦戦しているのを見ると、日本の政府、各企業の対策は少し生ぬるく感じてしまいます。
日本も今後感染が広がると「巣ごもり」はより加速していくことでしょう。
さて、巣ごもり消費の話に戻ります。昨日の日経プラスではSARSのときに業績を伸ばした業種として、宅配、通販、DVD、ゲーム関連がとりあげられていました。
もうSARSからは長い月日が経っています。社会を取り巻く環境も変わっています。今回注文されそうな業種について、中国上海の状況を見ながら考えていきます。
1. 宅配、通販サービス
これらは今回も重宝されることでしょう。ただし、宅配サービスを担う人が減少しており、配達代金は値上がりしています。
ご存知の方も多いと思いますが、中国では、ミルクティー一杯だけでも宅配サービスを使用する文化が定着しています。それだけ沢山配達員が沢山いるということですが、今は全然足りていないようです。
ちなみに以前ドライバーに聞いたところ、一回100円〜程度、一日数十回やっているとのことでした。
これらは今回も重要が高まり、伸びることでしょう。
2. DVD、動画配信サービス
言うまでもなく、今回も使用者が伸びることでしょう。当時との違いという点では、Netflixをはじめとする動画配信サービスが浸透しましたね。中国人の同僚らも様々なサービス、アプリを使用しています。
3. 運動機器、健康機器
今中国の同僚、知人が口盛んに言っているのは運動不足です。外出しにくい中、身体を動かせないことにストレスを感じる、太ってきた等の話を聞きます。
日本も中国ほど厳しい外出制限とまではならないものの、自宅待機を求められる場面も増える可能性は多いにあります。室内、自宅の庭で使用出来そうなものとして何があるでしょうか。
私が思いついたのは、ヨガマット、ダンベルセット、なわとび、ランニングマシン、エアロバイク(お金ある人!)、シックスパッドのようなEMS器具、ビリーズブートキャンプのようなDVDあたりです。NHKの筋肉体操も視聴率上がるかも?他にもありそうですね。
4. 食品、飲料関係
中国では旧正月休みによる物流停滞も相まって、スーパーなどで食料品の品薄状態が続きました。そのうち外出制限に備えてインスタントラーメンも品切れが相次ぎました。
日本でも、日持ちする食材、インスタント食品に対するニーズが高まるかも知れません。
あとは、ゆっくり食事をする人も増えるでしょうし、お酒も売れそうですね。